福島地区木材協同組合
組合について
理事長あいさつ
令和7年は昭和元年から100年の節目の年になる。本組合が昭和24年発足なので76年目となる。80周年に向かって、今、何が重要なのか組合員の皆様と情報を共有して運営しなければならない。
大阪・関西万博が4月13日大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で開催、158の国・地域が参加して10月13日までの半年間開催される。(大阪で開催されるのは、1970年以来55年ぶりである)万博会場のシンボルである木製リングは、全周約20㎞、高さ最高20mに及ぶ。世界最大の木造建築物「大屋根リング」には、福島県産木材の杉が約3分の1使用された“多様でありながらひとつ”という理念が込められているそうだ。また、ハンガリー館にあるドームの外観を郡山市の業者(オノツカ)がいわきの杉を使って建設した。
現在の社会情勢は、既存の価値観や秩序が多様化、あるいは変化し混迷の中にあり、先行き不透明な時代と言える。さらに、不安定な世界情勢にある中、今後どのように組合を運営していくかが問われている。
4月1日から改正建築基準法(4号特例)とクリーンウッド法が新たにスタートし、建築・木材業界にとって今まで以上に厳しい環境になると思われる。全木連、県木連と情報を共有し様々な課題を克服していかなければならない。
また、最近「2025の崖」の到来でIT時代となり、チャットGTPが登場して2年半が過ぎビジネス社会にも浸透し、マーケティング革命が起こっている。そんな中、働き方改革・デジタル環境の強化など今後進めなければならないことが多すぎるが出来ることから進めていきたい。
当組合の基幹事業の帯鋸目立加工事業については、今まで通り進め、物価高と経済状況を鑑み、加工料金の見直しを検討して9月以降に改正したい。前年度末、新規に自動目立加工機を導入し、製材業者に喜んでいただける加工技術を提供していく。
本年度は、日本経済の失われた30年から、希望のもてる明るい経済社会になることを期待し、本組合が75周年の時に宣言した独自のSⅮGsの3つのマテリアリティ(重要課題)をもう一度、再確認して、組合員と歩調を合わせ、地球や人間にやさしい取り組みをして木材利用の普及促進を通じて持続可能な地域社会づくりのために貢献していくことを基本理念に進めていく。
第5回目になる10月8日(木の日)の感謝祭を今年度も開催し、木材あっての私達、木に感謝し木の良さをPRすることで木材需要拡大を促し、今まで本組合に携わった皆様方に感謝する場としたい。
本年度から賛助会員として1事業所が本組合に入会された。組合としての強みを今まで以上に還元できるように運営しなければならない。
終わりに、福島県中小企業団体中央会、福島県木材協同組合連合会と情報を共有し、ご指導を賜わりながら、雇用保険・労働保険等の手続きを代行する委託事業を行い、また、組合員ための講習会、視察研修旅行、健康診断など福利厚生事業も行う。県北地域における中核的な組合として、組合員が一体となって来る80周年に向かって活動していく。
目的
本組合は、組合員の総合扶助の精神に基づき、組合員の為に必要な共同事業を行い、もって組合員の自主的な経済活動を促進し、かつ、その経済的地位の向上を図ることを目的とする。
事業・業務内容
・製材用素材の共同生産
・木材及び鋸の共同加工
・製材加工品の共同販売/共同購入
・組合会員の事業に関する教育及び情報の提供
・労働保険事務組合としての業務
・組合員の福利厚生に関する事業
組織図

- 理事長 :風間良一
- 副理事長:菊田英助
- 理事 :菅野良二、木村豊、鈴木勇吾
- 監事 :山岸雅幸、齊藤敏行
歴代理事長紹介
初代理事長 | 鈴木 貞寿 |
第2代理事長 | 木村 慶蔵 |
第3代理事長 | 佐久間 吉助 |
第4代理事長 | 阿部 音弥 |
第5代理事長 | 鈴木 周助 |
第6代理事長 | 横山 健吉 |
第7代理事長 | 阿部 音弥 |
第8代理事長 | 木村 金助 |
第9代理事長 | 安藤 保夫 |
第10代理事長 | 木村 金助 |
第11代理事長 | 後藤 正八 |
第12代理事長 | 風間 昭二 |
第13代理事長 | 熊坂 清伍 |
第14代理事長 | 鈴木 一郎 |
第15代理事長 | 木村 豊 |
第16代現理事長 | 風間 良一 |
沿革
昭和24年12月16日 | 福島地区木材協同組合成立 |
昭和25年1月15日 | 大町より曾根田町45番地3へ施設移転 |
昭和34年6月7日 | 創立10周年記念式典挙行 |
昭和36年6月10日 | 福島県木材製材協同組合県北支部連合会を設立 |
昭和38年11月1日 | 曾根田町より天神町88番地7へ施設移転 |
昭和40年12月4日 | 共同目立加工事業開始 |
昭和41年4月1日 | 労働保険事務組合としての受託事業開始 |
昭和42年11月14日 | 福島県木材製材協同組合解散に伴い福島支部解散総会 |
昭和44年12月7日 | 創立20周年記念式典挙行 |
昭和46年2月25日 | 天神町より南矢野目23番地へ施設移転 |
昭和54年12月16日 | 創立30周年記念式典挙行 |
平成元年12月18日 | 組合創立40周年記念式典挙行 |
平成10年7月30日 | 組合施設工事着工 |
平成11年1月23日 | 組合施設完成 |
平成11年3月5日 | 組合施設新築落成 並びに組合創立50周年記念式典・祝賀会挙行 |
平成21年5月27日 | 組合創立60周年記念式典挙行 |
令和元年5月24日 | 組合創立70周年記念式典挙行 |
組合員
阿部産業株式会社 | 代表取締役 阿部忠彦 |
有限会社風間材木店 | 代表取締役 風間良一 |
株式会社カンノ住研 | 代表取締役会長 菅野良二 |
菊田木材株式会社 | 代表取締役 菊田英助 |
木村産業株式会社 | 代表取締役 木村豊 |
有限会社後藤建設工業 | 代表取締役 後藤正仁 |
有限会社佐久間材木店 | 代表取締役 佐久間壮助 |
有限会社齊藤材木店 | 代表取締役 齊藤敏行 |
湯野木材工業合資会社 | 代表取締役 斎藤利紀 |
鈴木製材有限会社 | 代表取締役 鈴木一郎 |
有限会社鈴木商会 | 代表取締役 鈴木勇吾 |
有限会社半沢製材所 | 代表取締役 半沢靖 |
株式会社日新土建 | 代表取締役 桃井三夫 |
株式会社泉製材所 | 代表取締役 山岸雅幸 |
賛助会員
有限会社野田製材所 | 代表取締役 野田忠幸 |
株式会社酒井東栄コーポレーション | 代表取締役 酒井富也 |
有限会社花の木製材所 | 代表取締役 菅野正裕 |
有限会社国見興産 | 代表取締役 佐藤忠 |