福島地区木材協同組合
組合について
理事長ごあいさつ
昭和24年12月、福島地区木材協同組合が発足して75年が過ぎた。発足当時から現在まで当組合に携わって来た先達者に対して、感謝と御礼を申しあげる。80周年まであと5年、発足時の原点を振り返り、今、何が重要なのか組合員と話し合い少しでも前進できるよう役職員一丸となって運営していく。
さて、近年、世界各地で戦争の緊迫度が増している。大国による侵攻が現実となり、核兵器の使用さえほのめかしている。世界全体が平和で安心して暮せるよう願いたい。さらに、国勢情勢は目まぐるしく変化し、11月には米国で大統領選挙があり、民主党のバイデン現大統領が再選するのか共和党のトランプ前大統領が再選するのか世界中の関心にあり、我が国日本にとっても重要になる。
前年度、本組合75周年記念の一環として、独自のSDGsを宣言した。今年度以降3つのマテリアリティ(重要課題)を達成するために組合員と一緒に取り組み、地球環境の保全や木材利用の普及促進を通じて持続可能な社会づくりに少しでも貢献できるように運営していく。また、少子高齢化・人口減少・インフラの危機・カーボンニュートラルへの対応など様々な問題が山積みしている現在、木材業界が直面している課題に当組合として何をするべきか、そしてこの業界がこれからどのような姿に変容するのかを見極め、組合員のために役に立つ組合を目指していく。
次に帯鋸目立加工事業については、今まで通り展開し、昨年10月から人材派遣会社を通して運転手にきて頂き、帯鋸の配送を担当してもらっている。このことにより、菊地目立技士が作業に専念することが出来、効率が良くなっている。時間外労働を少なくし、仕事の負担をなるべくなくすよう務めていきたい。
最近、インボイス制度や電子帳簿保存法、働き方改革など法改正があり、さらに4月に施行された人事労務に関する法改正があり、雇用、労働関連の法律で「時間外労働の上限規制の適用」や「労働条件明示のルールの追加」など複数の要件が加わった。これからも組合員に対して情報の提供をしていく。
さて、コロナ後の経済回復、地政学的緊張が高まり物価上昇を背景に金融市場が大きく動き、約34年ぶりに円安ドル高水準(1ドル160円台)になり、日本経済は低迷の危機に陥っていて原油・食料品等の価格が高騰し、私たちの生活を苦しめている。一方、春闘では大手企業が賃上げ満額回答を出し、歴史的な物価高が続く中、労働者にとっては良いことだが中小零細企業はそうはいかないと思う。日銀の大規模な金融緩和策の転換が期待されるが今まで以上の格差が生じる可能性があると思われる。政府の経済対策に期待する。
次に十月八日(木の日)に“木の日感謝祭”を今年度も行い木材の良さをPRし、木材需要拡大に務めていく。そして5年後の80周年に向かって運営し、木材業界のために貢献することを目指す。
最後に、福島県中小企業団体中央会、福島県木材協同組合連合会のご指導を賜わり、組合員のための福利厚生事業も実施すると共に雇用保険・労働災害保険の手続きを代行する委託事業も行う。
目的
本組合は、組合員の総合扶助の精神に基づき、組合員の為に必要な共同事業を行い、もって組合員の自主的な経済活動を促進し、かつ、その経済的地位の向上を図ることを目的とする。
事業・業務内容
・製材用素材の共同生産
・木材及び鋸の共同加工
・製材加工品の共同販売/共同購入
・組合会員の事業に関する教育及び情報の提供
・労働保険事務組合としての業務
・組合員の福利厚生に関する事業
組織図
- 理事長:風間良一
- 副理事長:菊田英助
- 理事:菅野良二、木村豊、鈴木勇吾
- 監事:山岸雅幸、齊藤敏行
歴代理事長紹介
初代理事長 | 鈴木 貞寿 |
第2代理事長 | 木村 慶蔵 |
第3代理事長 | 佐久間 吉助 |
第4代理事長 | 阿部 音弥 |
第5代理事長 | 鈴木 周助 |
第6代理事長 | 横山 健吉 |
第7代理事長 | 阿部 音弥 |
第8代理事長 | 木村 金助 |
第9代理事長 | 安藤 保夫 |
第10代理事長 | 木村 金助 |
第11代理事長 | 後藤 正八 |
第12代理事長 | 風間 昭二 |
第13代理事長 | 熊坂 清伍 |
第14代理事長 | 鈴木 一郎 |
第15代理事長 | 木村 豊 |
第16代現理事長 | 風間 良一 |
沿革
昭和24年12月16日 | 福島地区木材協同組合成立 |
昭和25年1月15日 | 大町より曾根田町45番地3へ施設移転 |
昭和34年6月7日 | 創立10周年記念式典挙行 |
昭和36年6月10日 | 福島県木材製材協同組合県北支部連合会を設立 |
昭和38年11月1日 | 曾根田町より天神町88番地7へ施設移転 |
昭和40年12月4日 | 共同目立加工事業開始 |
昭和41年4月1日 | 労働保険事務組合としての受託事業開始 |
昭和42年11月14日 | 福島県木材製材協同組合解散に伴い福島支部解散総会 |
昭和44年12月7日 | 創立20周年記念式典挙行 |
昭和46年2月25日 | 天神町より南矢野目23番地へ施設移転 |
昭和54年12月16日 | 創立30周年記念式典挙行 |
平成元年12月18日 | 組合創立40周年記念式典挙行 |
平成10年7月30日 | 組合施設工事着工 |
平成11年1月23日 | 組合施設完成 |
平成11年3月5日 | 組合施設新築落成 並びに組合創立50周年記念式典・祝賀会挙行 |
平成21年5月27日 | 組合創立60周年記念式典挙行 |
令和元年5月24日 | 組合創立70周年記念式典挙行 |
組合員
阿部産業株式会社 | 代表取締役 阿部忠彦 |
有限会社風間材木店 | 代表取締役 風間良一 |
株式会社カンノ住研 | 代表取締役会長 菅野良二 |
菊田木材株式会社 | 代表取締役 菊田英助 |
木村産業株式会社 | 代表取締役 木村豊 |
有限会社後藤建設工業 | 代表取締役 後藤正仁 |
有限会社佐久間材木店 | 代表取締役 佐久間壮助 |
有限会社齊藤材木店 | 代表取締役 齊藤敏行 |
湯野木材工業合資会社 | 代表取締役 斎藤利紀 |
鈴木製材有限会社 | 代表取締役 鈴木一郎 |
有限会社鈴木商会 | 代表取締役 鈴木勇吾 |
有限会社半沢製材所 | 代表取締役 半沢靖 |
株式会社日新土建 | 代表取締役 桃井三夫 |
株式会社泉製材所 | 代表取締役 山岸雅幸 |
賛助会員
有限会社野田製材所 | 代表取締役 野田忠幸 |
株式会社酒井東栄コーポレーション | 代表取締役 酒井富也 |
有限会社花の木製材所 | 代表取締役 菅野正裕 |
有限会社国見興産 | 代表取締役 佐藤忠 |